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TOYOTA and motorsport seventh wonder
TOYOTA and motorsport
小さなモンスター、「トヨタ7」の伝説
カンナム・カーを相手に奮闘する「トヨタ7」

デビュー戦となった第5回日本グランプリには25台がエントリー。グループ4、6、7のマシンが混在しており、オーガナイザーはエンジン排気量によって4つのクラスを設定した。そして、プラクティスからかなりの期待を集めたトヨタ7の最高位は大坪善男の8位(クラス優勝)で、鮒子田寛が9位。あと2台はメカニカルトラブルでリタイアした。

その後、6月30日に開催された全日本鈴鹿自動車レース大会では、プライベーターのポルシェやローラT70を圧倒して、トヨタ7が4位までを独占。10月20日に富士スピードウェイで開催されたNETスピードカップでは、2台のローラT70に続きトヨタ7が3、4位に入り、ニッサンR380勢を打ち負かした。

その年、国内最後のビッグレースは11月23日のワールドチャレンジカップ富士200マイルだった。アメリカからマクラーレンM6BやローラT70など10台のカンナムマシンが招待され、マーク・ドナヒューやアル・アンサー、ピーター・レブソン、ジョー・ボニエらのスタードライバーが来日した。カンナム軍団は当然のように表彰台を独占したが、ここでもトヨタ7は4、5、6位を占めるという好成績を納めた。

 
 
幻となったツインターボ・マシン
1970年、日本のモータースポーツを統括するJAFは、今後の日本グランプリはシングルシーターのマシンで行なうことを決定した。これによってトヨタは、すでに進んでいたトヨタ7の開発を中止する。

現在、その知られざる“無冠の王者”は、愛知県長久手町にあるトヨタ博物館に飾られている。1970年型のトヨタ7がいったいどれほどの強さを発揮したか、今となっては私たちの想像の中で楽しむしかない。

*この「トヨタ7」は2003年に、イギリスの有名なヒストリックレーシングカーイベント、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに出走し、観客を魅了した。

この記事は「OneAim」のバックナンバーに掲載された記事を抜粋し、再構成したものです。
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トヨタ博物館
愛知県長久町にあるトヨタ博物館には1970年型のトヨタ7をはじめ、世界中から集められた約160台の歴史的なクラシックカーが展示されている。 トヨタ博物館公式サイト